夜の月




----いってきます。


そう口に出すことは、この家では許されない。


だけどそれでいいのかもしれない。


それでしか、私がこの世に存在する理由がないのだから。



生きていく中で一生共にしなくてはならない罪。


私の両親が、壊れてしまったのは私のせい。


だけど、もう私の両親では無いのかもしれない。


だからといってこの責任からは逃れられない。





お姉ちゃん、....ごめんなさい....。