歪んだ愛でも、受け入れて



『娘がいるから一緒にはなれない』お母さんから離れて行く男の人の大体が私が原因だった


男の人のなかには、うちに来る時、お母さんが寝たのを見計らって私の部屋に来て足を触ってくる人もいた

それをお母さんに相談すると、お前が色目を使ったんだろと打たれてしまうから我慢するほかなかったけれど



「でていけっ、お前なんかいらない、産まなきゃ良かったこんなお荷物っ………!」

「ゃっ………!」



押し出されるように扉の外に出る


いつものことだ、大丈夫と言い聞かせながら行く宛のないままふらふらと歩く


店の窓ガラスに映った私はボロボロで

ひんやりとした秋の冷たい空気が()たれたところの熱を思い出させた



「今日も、いいことないな………」

「………あれかのんちゃん?」



自分の名前を呼ぶ声がする方を振り返ると、前のバイト先の先輩が立っていた



「奇遇だね、こんなとこで会うなんて」



会いたかったんだよ、と笑う先輩を見て、私は会いたくなかったです、と心の中で返す



「俺の連絡無視して楽しかった?今までどこにいたの?何でバイトやめたの?俺のこと嫌いになったの?両思いだと思ってたのに、無視されて傷ついたんだよ」



前のバイト先を辞めるきっかけはこの先輩だ