間接照明のついた部屋
カーテンの隙間から覗いた窓から見えるのは、深い暗闇
聴こえるのは、混ざる吐息と自分の鼓動
触れるのは、くしゃっとしたシーツと大きい手
「しゅ、うく、ん……まって………っんん」
「むり」
いつもの何を考えてるのかわからない声色とは違い、余裕のない一言が返ってくる
唇に、頬に、耳に、首筋に、鎖骨に、順番に唇を落とす柊くんの肩を力の入らない手で押す
「かーのんちゃん、抵抗したらだめでしょ?」
「んっ………」
今お仕置き中なんだから、とその手すら絡め取られ、シーツに縫い付けられ吐息を封じられる
「っ、はぁ、一生俺のそばにいるって言っておきながらよその男と出かけるなんて。歌音ちゃんは本当に嫉妬させるのじょーずだね」
「ちがっ、それは誤解でっ、んん」
悪い子だね、と。ちゃんと否定したいのに、その続きを言わせないように何度も唇を塞がれる
「うそつき」
「っ………」
そう眉を寄せながら呟いた柊くんの瞳の奥が揺らいだ
───ああ、私はやっぱり最低だ
彼を悲しませたこの状況で、誤解とはいえど、
嫉妬してもらえて嬉しい───
なんて

