「芹香ちゃんだぁーーーーっ!」
思わず嬉しくなって芹香ちゃんに、むぎゅっと抱きついた。
多分、幼い頃に離れ離れになった友達に再会できたような気持ちってこんな感じじゃないかな。
「うわっ! どうしたの? 莉菜」
「なんでもなーいっ!」
「なんでもないって……」
いきなりのハグに戸惑いながらも、芹香ちゃんは諦めて天を仰いだ。
ふふっ。優しいんだよね、芹香ちゃん。
そそっかしい莉菜は、とにかくうっかりミスが多い。
そんな莉菜をなにかとフォローしてくれるのが芹香ちゃんなんだ。
時には厳しいことも言われちゃうんだけどね。
でもそこにだって芹香ちゃんの愛を感じるから、言われても嫌な気持ちにならないんだ。
いつも鏡越しに見ていた芹香ちゃんと、実体として対面したことで嬉しい気持ちは最高潮になり、ついついハグにも力が入っちゃう。
「莉菜ー、ちょっと力強すぎだし、そろそろ離れて欲しいんだけど」
あやすようにぽんぽんと背中を叩いて離れるように促されたから、素直に離れることにした。
「えへへーっ」
「なぁに? 今日はやけに甘えん坊だね。あ、さては、また勉強してきてないな」
「へ……?」
勉強って、なんだっけ?
「その反応、まさか忘れてるんじゃないよね?」
忘れているというか【鏡の部屋】から出てきて、いろんなはじめてに興奮しすぎて勉強というワードが完全に頭から抜け落ちていた。
でもなんだか、奥の方でチカチカと警告するように響いている。
なんか、大切なことを忘れているんじゃないの?
思わず考え込んでしまった私に、芹香ちゃんがその警告の正体を教えてくれた。
「今日、英語の小テストだって、わかってるよね」
「――そうだったっ!」
その瞬間、わたしが【鏡の部屋】から実態に飛び出すことになる前、莉菜が落ち込んでいたことを思いだした。
思わず嬉しくなって芹香ちゃんに、むぎゅっと抱きついた。
多分、幼い頃に離れ離れになった友達に再会できたような気持ちってこんな感じじゃないかな。
「うわっ! どうしたの? 莉菜」
「なんでもなーいっ!」
「なんでもないって……」
いきなりのハグに戸惑いながらも、芹香ちゃんは諦めて天を仰いだ。
ふふっ。優しいんだよね、芹香ちゃん。
そそっかしい莉菜は、とにかくうっかりミスが多い。
そんな莉菜をなにかとフォローしてくれるのが芹香ちゃんなんだ。
時には厳しいことも言われちゃうんだけどね。
でもそこにだって芹香ちゃんの愛を感じるから、言われても嫌な気持ちにならないんだ。
いつも鏡越しに見ていた芹香ちゃんと、実体として対面したことで嬉しい気持ちは最高潮になり、ついついハグにも力が入っちゃう。
「莉菜ー、ちょっと力強すぎだし、そろそろ離れて欲しいんだけど」
あやすようにぽんぽんと背中を叩いて離れるように促されたから、素直に離れることにした。
「えへへーっ」
「なぁに? 今日はやけに甘えん坊だね。あ、さては、また勉強してきてないな」
「へ……?」
勉強って、なんだっけ?
「その反応、まさか忘れてるんじゃないよね?」
忘れているというか【鏡の部屋】から出てきて、いろんなはじめてに興奮しすぎて勉強というワードが完全に頭から抜け落ちていた。
でもなんだか、奥の方でチカチカと警告するように響いている。
なんか、大切なことを忘れているんじゃないの?
思わず考え込んでしまった私に、芹香ちゃんがその警告の正体を教えてくれた。
「今日、英語の小テストだって、わかってるよね」
「――そうだったっ!」
その瞬間、わたしが【鏡の部屋】から実態に飛び出すことになる前、莉菜が落ち込んでいたことを思いだした。

