コタローが匂いを嗅いだプリントを見ると、尚の筆跡。
おそらく、帰る時に間違えたんだろう。
他にも何枚かプリントが机に出てたし。
「コタロー偉いぞ。ついでに一緒に尚の家まで行かないか?数学の宿題やるの、免除してやるからさ」
なんて言いながらコタローを撫でると、「ワン!」とまた吠えた。
俺はプリントを持って部屋を出た。
コタローも後ろからついてくる。
「ちょっと尚の家に行ってきます。先に食べてもらって構わないので」
母さんの顔を横目に見ながら言った。
「そ、そう。気をつけて」
尚の名前が出たからか、母さんはびっくりしながら答えた。
家を出、コタローと夜道を歩く。
歩いてだいたい15分で尚の家に着く。
コタローはピタリと俺の横にくっついて歩いている。
……怯えてる?
動物の勘。
一瞬そんな言葉が頭をよぎる。
「……なーに、ビビってんだ俺」
大丈夫。
尚の家に行って、用を済ませて帰れば終わり。
それだけだ。
あんな過去に、いつまでも縛られてたら、進めないよ。
おそらく、帰る時に間違えたんだろう。
他にも何枚かプリントが机に出てたし。
「コタロー偉いぞ。ついでに一緒に尚の家まで行かないか?数学の宿題やるの、免除してやるからさ」
なんて言いながらコタローを撫でると、「ワン!」とまた吠えた。
俺はプリントを持って部屋を出た。
コタローも後ろからついてくる。
「ちょっと尚の家に行ってきます。先に食べてもらって構わないので」
母さんの顔を横目に見ながら言った。
「そ、そう。気をつけて」
尚の名前が出たからか、母さんはびっくりしながら答えた。
家を出、コタローと夜道を歩く。
歩いてだいたい15分で尚の家に着く。
コタローはピタリと俺の横にくっついて歩いている。
……怯えてる?
動物の勘。
一瞬そんな言葉が頭をよぎる。
「……なーに、ビビってんだ俺」
大丈夫。
尚の家に行って、用を済ませて帰れば終わり。
それだけだ。
あんな過去に、いつまでも縛られてたら、進めないよ。



