季節は春になり、俺は高等部に進学
宇宙旅行から半年余り
時が経つにつれ
あの夏の出来事はやはり夢だったのでは?
…いや、この腕時計があの星に行った証拠だ
間違いない
いろいろな思いが交錯して
モヤモヤした時期が続いたが
新学期の慌ただしさもあって、
腕時計は机の引き出しにしまったまま
テンメッシュの事も、彼女の事も
ともすれば記憶から薄れつつある中
子猫の事だけは気になっていたが
どうにも連絡が取れないのだから仕方ない
そう思って、もはや考えないようにしていた
まあ、新学期が始まった、とは言え
内部進学者が多いので、
クラスメイトも半分は知ってる顔
将馬とも離れることなく同じクラス
新鮮味は少ないが、それでも中には外部入学の
しかもアタマの良い奴らが混じってくるので
こっちが興味を持って近づけば
結果、楽しいヤツも多く、
なんだかんだ打ち解けて仲良くなる
たまに、1人が好きって
オーラを出してるのもいるが、
こちらは放っておいて…
付属校によくある、わりとよく見る光景
そんなある日
