「で、手に入ったのか、お前が言う
その薬草とやらは」
「どうにかね、今、麗子さんに淹れてもらってる」
「そうか」
「なあ、おじいちゃん」
「なんだ?」
俺は、言葉をオブラートに包みながら
「この…、今回俺らが経験した事って、
リアルだよね」
じいちゃんは、しばし沈黙していたが
やがて
「リアル、か、そうだな、いくら隼が若くて
想像力が豊かだと言っても、限界があるものな」
じいちゃんは、真面目な顔でそう言うと
「で、隼はどう思うんだ?和も」
「俺は楽しかった、夢を見ていたような気もするけど、そうじゃないって、今はわかってる
じいちゃんに、元気になってもらいたい一心で
…その、ちょっと無謀な事をしたけど、
自分のルーツも知れて、良かった」
「俺も右に同じ、美人の又従兄弟がいたのは
いい意味で想定外」
和はそう言って、ニヤッと笑った
