ランタンライトヒーローズ

「じいちゃん、そうだ…!白いボタン」

その事を和に伝えると
「白い?ああ、あった、マジで?
これがスタートボタンか、うっすら文字が
書いてあるようだけど、擦れててよく読めないけど、そういやSの字に見える
…いっそ、じいちゃんに電話して聞くか
でも、ま、とにかくこれを押しゃ良いんだな、
じゃあ、押すぞ
隼、シートに座って、
その、シートベルトもどき!」

「えっ、ちょっとまっ…」


俺は慌ててこの前と同じシートに座ると
ベルトで体を固定する

和はそれをチラッと横目で確認すると
カプセルの扉を閉め、白いボタンを押した
次の瞬間、和もサッとシートに座り、
体勢を整えるとその時が来るのをじっと待つ

…が、しかし

待てど暮らせど
ロケットはうんともすんとも言わない

ダメか…

何の知識もない俺たちがコイツを動かすなど
土台無茶な話だったのか

そんな重い空気にしびれを切らした和が、
シートベルトを外すと
再び計器の前に行こうとして

「あっ!」