ランタンライトヒーローズ

すると自動的に機内が点灯し、和はランタンを
入り口に置いた

「さて…ここからが問題だな
行き先は決まってるんだが…」
和は、そう言って計器を前に考えている

「え?操縦出来ねーの?目的地の設定とか」

自分の事は棚に上げて、思わず口をついて出たが

「じゃ、お前出来んの?」
と、案の定、返され

「いや…、でも、じいちゃんは簡単そうに…」

「どっかにトリセツ置いてねーかな」

一応、機内をあちこち探してみるが、
和の言うところの取扱説明書は置いてそうも無い
ここまで来て、ロケットを動かせない
一気に不安な気持ちに駆られる
俺は、あの夜の記憶を蘇らそうとしたが
それもうまくいかず、焦るばかりだった

「石垣に来る前、じいちゃんお前に何か言ってなかったか?お前がここに行きたいって言ったら、
じいちゃん、案外すんなりオッケー出しただろ」

和に聞かれ、ようやくここに来る前
じいちゃんに耳打ちされた
「白いボタン」
と言う言葉を思い出した