ランタンライトヒーローズ



もっとも、我が家のケースで言えば、
家事は女性が負担するものなどと言う考えは
一切無いので、必要に迫られれば
俺も自然とできるようになるものと思っていた
大抵の事は親がやってくれる
そういう環境に甘じている自覚はあるが、
なかなか進んで手伝いをすると言うところに
至っていない

和は、案外そういうとこ柔軟だよな
俺は、感心しつつ並べられた弁当を頬張る
頼むから、今夜は早いとこ寝てくれ
そう思いながら、和の様子を伺っていた

しばらくして、シャワー浴びた和が
スマホでサブスクの配信を見始め、
ほどなくしてうたた寝から

「あ〜、眠…、俺、もう寝るぜ、明日
東京に帰る前に回る所、
ちゃんと決めておいてくれよな」

そう言ってベッドに入っていった
まだ21時になっていない
俺の方も、油断したら眠ってしまいそうだったので、思ったより早く、和が寝てしまい

ラッキー…!

和の寝息を確認すると、俺は音を立てぬよう
細心の注意を払いながら、そっと部屋を出た