「隼さ〜、ほんとにアテあんの?」
「あるっちゃーある、ないっちゃー…」
「無いのかよ」
石垣に来るまでは、
ハーブの事には触れなかった和だが、
さすがにここまて来て
目的の物を探し出せなかった、
などと言う汚名を着せられては
かなわないと思ったのか、2回も聞いてきて
俺もそれまで僅かばかり残っていた自信が
無くなりつつあった
そして、あの灯台まで
和を連れていくのか否か
空港からホテルへ
こちらは、まだまだ真夏
台風が心配な時期だが、どうにか避けられた
荷物を置きながら和は
「まずは、どちらに参りますか?隼サマ」
そうだよな
目付けを仰せつかった以上、
一緒についてくるわな
しかし《《アレ》》の話を信じるかな、コイツ
「俺は…いや、
てか、和は、こっちでテキトーに遊んでていいぜ
父さんには言わなきゃバレないし、そもそも
俺ひとりで大丈夫だし」
和は、特に驚きもせず
「あ、そうなの?
そんじゃ遠慮なくそうさせてもらうけど
手が必要なら、声かけろよ
あんま危ない事、勝手にすんな」
とだけ言うと、派手なアロハに着替えて
部屋を出て行った
