ランタンライトヒーローズ



「あの…今度どこか遊びに行かない?ふたり…
っとぉ、また、みんなとでも」

「ああ、《《みんな》》でな、俺ら一応受験生だし」

「え〜、三浦君のとこ、内部進学でしょ
ソレあんま関係ないじゃん」

少し不満そうに言う香那
こう言う時は、何も言わず笑いかける
ニコッと

すると香那は、恥ずかしそうに目を逸らし
飲みかけのジュースに手を伸ばした

ったく…
陸おじさんのアドバイスは的確だぜ!
対女子との付き合い方
相手の考えてること、心の読み方を
俺が中学校に上がるや否やレクチャーされ
進学のお祝いに紛れて避妊具(ゴム)まで
渡しておきながら
「中学生《《らしい》》健全な男女交際、な」
とウインクされ、俺的にキャパい

…ま、それが陸おじさんのキャラだけど

「隼、お前は俺に似てイケメンだから
近寄って来る女子には気をつけろ
見た目綺麗な子ほど、策略家が多いからな」

父さんに対しては《《やや》》反抗的な俺も
陸オジには、素直に従う
陸おじさんは、
「相手の目を見れば、自分に合う子か
どうかわかるから、それで見極める」
と、まあ、おじさんは俺に対して
「責任」がないから悠長にそれっぽい事を
指南出来るのかもしれんが
(なら、なんで陸オジはバツイチ?って話)

今だに俺が、母さんの母乳で育ったことを
親戚の集まりで言う父さんには
怒りを通り越して、ドン引きってヤツ

母さんを愛してるのはわかるし
俺だって中学生にもなって母親ベッタリ
な〜んてのは無いんだから
いい加減勘弁して欲しい
だいいち赤ん坊だった俺に、
粉ミルクより、ママの母乳が良い!
とか、言えるか?
んな選択権ねーだろ!

たぶん…

まあ、それは良いとして
健全なカラオケ大会は、これにて閉会
皆、それぞれのテリトリーへと
帰っていき、新学期を迎える準備を
するのだった

◇◇◇◇