ランタンライトヒーローズ

◇◇◇◇

待ちに待った石垣行き当日
早朝、羽田空港でじいちゃんや
遼おじさんたちと待ち合わせ
久しぶりにあった和は、また身長が伸びていて
俺を見ると
「お、クソガキ、生きてたか」

と、父親である遼おじさん似の甘いマスクからは
想像もできない悪態をつき、
キツいハグで挨拶してきた

「…っせ〜よ、そっちこそ飛行機の天井に
頭ぶつけろ!」
と返し、軽く蹴りを入れると、
今度は頭を手で押さえつけられた

そう、俺も和も一人っ子で、
兄弟こそいないが子供の頃からよく一緒に
遊んでいたので
俺的には兄貴のような存在ではある
それだけに遠慮がないのだが

「あなたたち、何じゃれあってるの?飛行機、
乗り遅れるわよ」

麗子さんに急かされ、俺たちは石垣島行きの
直行便に乗り込む
昨夜は日頃冷静な俺も、さすがに興奮気味
よく眠れなかったので、機内では結構な爆睡だった