ランタンライトヒーローズ



夏休み後半は、そんなわけで講習会、
要は塾通いがメインで
遊びすぎた日々で緩んだ頭に
お勉強をねじ込んだ
様々な学校の連中が集まってくる講習会で
同じ理系コースを選択していた将馬に俺は
夏休みの宿題を空き教室で片付けながら
例の夢の話をしていた
しかし案の定、将馬は
「夢の中では、そりゃあ空も飛べるさ
読書感想文用の本でSFモノにハマったからだろ」
と、まともに受け合わなかった

言われて見ればそんな気もしたし、
SF、というよりは
ファンタジー系アニメを見過ぎの自覚はある

その講習も最終日という今日
二週間も通えば皆、顔馴染み
授業が終わったら仲良くなった奴らも含め
みんなでカラオケに行こう
という話になった

集まったのは、講習で顔を合わせただけの
女子も含めて男女8人
実は、夏休みが始まってすぐ
俺は何人かの女子に告られていて
たいしてその気がない俺には
一対一で付き合うって事がピンとこない
しかしながら、クラスが違う子はまだしも
同じクラスの女子に、ヘタな断り方をすると
後々面倒だ

そう思った逃げ口上

「俺、みんなでわちゃわちゃすんのが好きだから」

それはウソではない
つまり健全なグループ交際ならアリだよ
って(テイ)を示すためでもあり