ランタンライトヒーローズ


次に目が覚めたとき、
心地よい布に包まれていて
俺はそれが、ホテルのベッドだとわかった

半身を上げ、あたりを見渡す
オヤジの寝息
母さんは…
洗面所か

俺は安心して再びベッドに横たわる
なんか
長い夢を見ていた
じいちゃんが出てきた気がする
おそらくじいちゃんの具合がイマイチな話を
聞いたからだろう
それが頭に残っていて、夢にまで出てきた

…うん
そういう事だ

そうだ
…スマホ
そう思ってベッドのサイドテーブルを見るが
置いていない
ベッドの中にでもあるかと思い
掛け布団を剥ぐが、そこにも無い
そしてその時初めて
自分が昨日着ていた服のままである事に
気がついた

そか、ジーンズのポケット
尻のあたりを触るも

チッ…無い…

ヤバいな〜
万一にも無くしたとなれば、母さんが激怒する事は目に見えてる

後で謝ろう
後で…
俺は目を閉じると、また眠りに落ちていった