もっと長い時間かかるのかと思っていた
体感的には20分ほどだろうか
ゴゴッ…!
出発した時と同じように
最初ガタガタと音を立てながら
最後、ふわりと体が浮くような感覚がして
その後ゆっくりと沈んだ
どこに着いたんだ
プシュー…
じいちゃん曰く、脱出カプセルの扉が開き、
明かりが差し込むと思いきや、暗い感じがして
外に出てみると辺りは草木が生い茂る野原…
いや、あの先に建物らしきものが見えるから庭…か?
俺が周囲を見回しキョロキョロしていると
「おじさま!」
ん?
女の人の声?
おじさまって、じいちゃんの事か?
「アンディか、久しぶりだな
随分と大きくなったな」
「ブライティおじさま、本当にお久しぶりです
だってあれから、10年以上経つのですもの
私、今年で15才よ」
2人の会話の内容がよく分からず
俺がキョトンとしているのに気づいた彼女が
首のチョーカーを持つと何やらソレに話しかけた
「ごめんなさい、気がつかなくて
今、日本語をベーシックにしましたから」
急に言葉が理解できるようになり
俺は困惑の表情だったと思うが
そんな俺に構う事なくじいちゃんは
「そうか、もうそんなに…
ああ、紹介しよう、こいつは俺の孫で隼
隼、俺の兄弟の孫でアンドレア」
「アンディって呼んで下さいね、隼
ふふ、麗子様の面影がおありね
テン・メッシュ星にようこそ!」
え?じいちゃんってひとりっ子じゃないの?
テン・メッ…何?
頭の処理能力が追いつかない
「さ、何はともあれ、城の中にお入り下さい
すぐにハーブティーをご用意しますので」
