「俺の生まれ故郷のブラロック星は、破砕してしまったが、一族が全滅したわけではない、宇宙を彷徨って、どうにか生活のできる惑星を見つけたと連絡があってから20年くらい経つか、久しぶりに訪ねてみようと思ったのさ」
いや、じいちゃん
まるで、北海道にいる《《いとこ》》を訪ねるみたく、
しれっと言ってるけど、ブラ…何?
それって地球以外のどこかにある星って事?
つーか、そもそも移動手段がおかしくね?
どこに行くんだかわからないけど、こんな夜中
何時間《《コレ》》に乗ってりゃ着くんだ?
そう思った時、ハタと
あれ?俺、黙って来ちゃったけど
大丈夫か?
そこまできて、スマホの存在を思い出し
手にとってみるけれど、当然の如く
圏外
ほんとは、立ち上がって、外の景色も見たい
シートベルト手で少し緩めると
中腰になって、小さな窓のようなものを
覗き込んだ
