ランタンライトヒーローズ

おそらくこれは夢だろう
俺は目を瞑ると
夢なら夢で、うん、今の状況楽しもう
実のところ、こんなオンボロが実際に動くはずなく、ここに来るまで「やっぱりあれはオブジェだ」そう決めてかかっていた

じいちゃんの言う通り、体に圧を感じていたのは
ほんの数分で、耳だけは相変わらず違和感を
覚えていたが、体はすぐまた軽くなり
ようやく話をする余裕がでてきた

「あの、じいちゃん、これからどこに?
てか、コレって宇宙船…的な?
いつからあの場所に?てか、なんで…」

聞きたい事は山ほどあるが、俺はそこで
一旦言葉を切った
じいちゃんが、楽しそうに俺の事を
見つめていたからだ
俺は、じいちゃんが何か言ってくれるのを待った

するとじいちゃんも、俺が黙るのを待っていたかのように、いつものクールなイケおじのトーンで

「…隼は、案外よく喋るんだな」
和以外と喋っているところをあまり見ないが」

「えっ、いや、そうでもないし
学校ではフツーに喋るし、なんなら親とも…」

俺が口ごもりながら言うと

じいちゃんは、麗子さんがよくやるのと同じ
片眉を上げながら

「ちょっとした里帰りのようなものだ、地球(テルース)では、丁度お盆の時期だしな」

て、るーす?
聞いた事あるような、無いような