ランタンライトヒーローズ




一緒にって、どこへ一緒に行くつもりなのだろう
心臓は、早鐘のように鳴り響く
何を期待しているんだ、俺は

じいちゃんは、俺が何か言う前に、さっさと
ロケット…らしきものに手をかけると
慣れた手つきで扉を開けた

「長いこと使ってなかったわりには、手入れが
行き届いてる」
そう言って嬉しそうに微笑むと
「ほら、入ってみたかったんだろう?
隼、こっちにこい」

じいちゃんの声に体が勝手に反応した俺は
手招きされるまま、物体のそばに行って
中を覗き込んだ

中には計器のようなパネル
あまり広くはないが、それでも簡易なチェアは
二つ、設えてあった

「じいちゃん、こっ、これ、ナニ?」

若干声を上擦らせながら俺が聞くと

「隼は、何だと思うんだ?」

質問に質問で返すのは反則だろ!
そう思いながらも、今、この場において
じいちゃんに口答えなどできるはずもなく

「っと、宇宙船…風な乗り物」

笑われるかと思ったが、じいちゃんは

「ふむ、ま、当たらずと言えども遠からず
まあ、とりあえず乗ってみろ」

え〜っ⁉︎
乗って良いんか?

俺は心で叫びつつ、さっきの冷や汗などは
どこかに引っ込んでしまい、今度はむくむくと
湧き上がってくる好奇心を
抑えることが出来なかった


じいちゃんが良いって言うんだ

言われるがまま、中に乗り込んだ俺は
キョロキョロと、
機体の中は、何もかもが珍しく
これ、マジ現役?
恐る恐る中のものに触れようとして

「隼、座って、時間が無い、それを肩から
シートベルトの要領で」

じいちゃんの言葉に慌ててイスに座ると
言われた通り、まるで車に付いているのと
同じようなベルトを肩の辺りから引っ張り出し、グイッと伸ばすと脇のバックルに差し込んだ

じいちゃんは、計器を何やら操作すると

「最初だけな、ちょっとGが…」

ガクンッ
ゴ…ゴッ!

何かが開閉する音
体がふわっと浮く感じがしたかと思ったら
次に来たのは体がイスに縛りつけられるような
加圧

しかし俺は、体の不快感より

いや、マジ⁇
動き出してんですけど?
グワ〜ッ‼︎