ランタンライトヒーローズ



シュノーケリングの道具を身につけ
海に飛び込めば
遠目からはエメラルドグリーンに見えた海の色は
中に入ると、どこまでもエグいくらいに透明で
太陽の光が当たった水面はキラキラと輝く

ゴークルを付けた顔を海面に浸ければ、
鮮やかな、色とりどりの小魚たちが
サッと散らばっていく
俺はそこでしばし海の景色を楽しみ、
水面を漂っていた

どれくらい時間が経っただろう
(水系の遊びって、時間の感覚がわからなくなる)
俺は一旦、上がって部屋に戻ろうと
プールサイドまで来ると
相変わらずデッキチェアに寝そべったままの
和の周りには、水着のギャル系姉さんが
何やらヤツと話をしており、
後ろを通った時に
「夜、どこか飲みに行かない?」
などどいうギャルの言葉から
どうやら和はナンパならぬ、絶賛逆ナンされ中
なのであった

大人びて見えるかもしれませんが
そいつ、未成年ですよ

などといらん口出しをして
俺と和が身内だと知られないうちに
その場を後にする
(こういう場合、絶対巻き込まれる)
部屋に戻ると母さんたちはいなくて
俺は軽くシャワーで砂を落とすと、持ってきた
荷物からTシャツとショートパンツを
取り出し、それらに履き替える
そのままバフッ!とベッドに横たわれば

これはこれで…
良い…!

リゾートに来たって感じだし、一人の時間は
好きだ