バイバイを書いた夜、君が来た ――あの夜、君の声が僕を繋ぎ止めた

配信は、続いていた。

特別な告知をしなくても、
時間を決めて大きく構えなくても、
「やろうか」と言えば、自然に始められる。

恋バナ雑談。
VC垂れ流しのまま、取り留めのない話。
気が向いたときには、ゲームもした。

どれも、無理のない形だった。

一人で配信していた頃より、
むしろ力が抜けている気がする。

誰かに向けて“作る”よりも、
隣にいる相手と“共有する”感覚が強い。

それが、心地よかった。

「今日、何する?」

配信前の通話で、
ぱちぇが聞いてくる。

「雑談でいいんじゃない?」

「うん、それがいい」

そのやり取りだけで、
だいたいの方向性が決まる。

最初の頃は、
参加型のゲームもやっていた。

みんなで遊べるもの。
誰でも入ってこられる空気。

コメント欄は賑やかで、
知らない名前も、
常連の名前も、
入り混じって流れていく。

それを見ているのは、
嫌いじゃなかった。

ただ、
少しずつ、変化があった。