バイバイを書いた夜、君が来た ――あの夜、君の声が僕を繋ぎ止めた

配信が切れたあと、
部屋の静けさが、やけに重く感じられた。

さっきまで確かに誰かの声があって、
それが当たり前みたいに続いていたのに、
今はもう、何もない。

ベッドに横になり、
少しだけ天井を見る。

長かったはずの時間が、
終わってみると一瞬だった。

十二時間。
笑って、喋って、間が空いて、
それでも切らずに続けた時間。

「楽しかったね」

通話が切れる直前、
ぱちぇがそう言ったのを思い出す。

「うん」

それだけ返して、終わった。

それ以上、言葉はいらなかった。

余韻だけが、
部屋の中に、静かに残る。

配信としては、
もう一区切りついたはずなのに、
気持ちはまだ、どこにも着地していない。