抱えきれないほどの愛に。

「…っいた…いっ。いた…いよ、っ」


入り込んだ歯が抜けて、血が流れだすのがわかる。


じんじんと痛んで、痛くて、痛くて、苦しかった。


何故か泣きたい気持ちになった。


「……終わりだよ。…もう、お遊びは」


呪いのような呟きを零したようくんは顔を上げると、”いつも”の笑顔を浮かべた。


「…ぜんぶ、全部、ね」


何を…いって…っ。


「…よう、くん。私たち、もう終わりにしたんだよ?もう、私たち……」


「……一生目開けられないように接着剤塗り付けたいし、口も、手も、足も、耳も、全部使えなくしたい。




――一生、俺だけになれば」


何、言ってるの。


おかしい。そんなの…おかしい。


ねぇ、怖いよようくん。何考えてるの。私が好きだったようくんは…っ


どこに行っちゃったの…っ。