抱えきれないほどの愛に。

きっと今の私の顔は凄く情けない顔をしている。


哀しくもないし、苦しくもないし、虚しくもない。


なのに、こみ上げてくるものを必死に抑えて飲み込んだ。


すると、水谷君ははっと我に返ったように表情を変えた。


「……ごめんね。…こんなつもりじゃなかったんだけど」


そう言うといつもの”王子様”に表情を変えると少し弱弱しい声色で呟いた。


指先で。少し触れたら、また深く、広く、大きくなってしまう。


私は、今、そんな心を抱えてる。


好きって何だろう。


好きと愛は、何が違うんだろう。


私は…ようくんのどこを好きになったんだっけ。