抱えきれないほどの愛に。

毎日が、見違えるほど、きらきらしてた。


恋って……こんなにも、幸せなんだと。


誰かを愛すのはこんなにも、素敵なことなのだと。


彼の横に居れば、いつだって幸せだし、ふいに見せてくれる笑顔が大好きだった。


皆の前では、”王子様”で。私の前じゃクールなのに、たまに”意地悪な王子様”なる。


そんな、彼が好きだった。大好きだった。


ずっと、あのままで居れたら幸せだったのにな…。


甘いだけの愛で居れたら。


いっそ、ようくんなんて好きにならなければ。



こんなに苦しい気持ち、知らなくて済んだのに。


恋が、こんなに苦いものなら、知りたくなかった。


好きになりたくなかった。


幸せな恋がしたかった。