抱えきれないほどの愛に。

――「おーい、篠原いるかー?」



先生の声がして、振り返ると。



「ああ、篠原。悪いな、少し話したいことがあるだが……」


何やら真剣な顔で手招きをしてくる。


急いで先生のもとに駆け寄って廊下に出る。


「……白鷺のことなんだが…」


そんな名前が出てきて、胸が跳ね上がる。


「篠原に実行委員降りてほしい、と言われてな。勿論、本人の口からの言葉じゃないし、無理だと言ったんだが…」


ようくんが……私に…?


「……お前ら、何かあったのか?俺の立場から言うことでもない気がするが、二人、付き合ってたんだろ?最近、話してるのみないからな」


どくどくと、脈が早まっていく。


…ようくんは…私に実行委員をやらせたくないの…?


何で…それは私の自由じゃん…っ。