抱えきれないほどの愛に。

「笑いかけたって……そんなの、ようくんには関係な……」


「俺だけ知ってればいい。哀しそうな顔も淋しそうな顔も怒った顔も笑った顔も、泣いた顔も全部、俺のものだよ」


抱きしめる力がさらに強くなって、苦しくて、心も苦しかった。


「男と話さないで。笑いかけないで。



―――関わらないで」


関わらないって……そんなの…っ。


「それは、ようくんには関係ない、でしょ…っ。それにっ、私たちもう別れたんだよ…?」


抱きしめる腕を振りほどいてようくんと向き合う。


「……別れないよ。一生。死ぬまで一緒」


死ぬまで…って…なに、それ…。


「…っ別れよう、ようくんっ。私たち、もう終わりに……」


っ……。


なにこれ……っ。


一瞬でようくんの顔が近づいて……