抱えきれないほどの愛に。

「……じ、実行委員。それで…っ」


酷く震えた声が誰もいない静かな空間に吞まれていく。



「……実行委員?誰と?どこで?」


より一層、低く、落ち着いた声が妙に怖くて、何だか痛々しく思えた。


ようくんにわざわざ言うことじゃないことは頭ではわかっているのに、言わないといけないような気がして小さく震えながらも口を開く。


「……水谷君…と教室で…」


「……二人で?」


「……うん」


「……何で?」


何でって……。


「だ、から…実行委員だから…っ」


「……その男に笑いかけたの、何で?」


へ……