抱えきれないほどの愛に。

語尾が弱弱しく小さくなっていったのは見逃してほしい。


そう言うと水谷君はふわり、とあの頃から変わらない大好きな笑顔を向けてくれた。


っ……。


顔にじわじわと熱が籠るのを感じた。


そこから職員室までの道がいつもより何倍も長く感じた。




「おー実行委員。早速今日からやってもらうんだがな……すまん!」


突然先生が顔の前でパチンと手を合わせた。



「悪気はないんだ……どうしてもと言われて!まぁその……



――お前たちにアイドルコンテストに出てほしいと言われてな」



あいどるコンテスト?


「いやぁ~ダンス部の生徒たちに懇願されて。一応断ったんだが…聞いてくれなくてな」


頭を掻きながら困ったように笑う先生。


「どうやら、お前たちにセンター?をしてほしいらしい」


センター…?

え、っと……。


隣の水谷君をちらり、と見上げる。