抱えきれないほどの愛に。

「はぁ?また別れられなかった!?」


珍しく声を荒げて取り乱するりかちゃんに訳を話した。


「無理やりにでも別れなさいよ!」


そういってかなり強引に私の肩を掴んだ。


「無理矢理って……」



「そういうところが危ないって言ってんじゃん!!」


そういうところって……


「早くしないと、取り返しもつかないわよ!?」


それは……分かってる。


分かってるけど……


「……まさか…まだ好きとか言わないわよね?」


多分…それだ。


きっと、まだ好きなんだ。


少しでもそんな気持ちがあるから決心がつかない。


るりかちゃんは呆れたように軽く息を吐くと口を開いた。


「どちらにしろ別れなさいよ」


それだけ言うと踵を返していった。