抱えきれないほどの愛に。

――ガラッ。


教室のドアを開ける音が静かな教室に響く。



「あ…ようくん…!」


思わず、駆け寄る。



「……昨日のことなんだけどね…!」



今日こそ、はっきり言おう。


きっと、お互いにとってそれが一番の選択だから。



――「私は…ようくんと別れたい。だから、もう…ちゃんと終わらせよう?ようくんもきっと……その方が…っ」



「……その方が?」


「…っいいと思う、から…」


きっと、幸せになれるよ。


私にだって……好きな人、できたもん…。



「……別れないよ」



何で…っなんでそんなこと言うの…?



もう、私なんか…いらないんじゃないの?


彼のそんな一言で一喜一憂してしまう私は、自分で思うよりも単純なのだと思う。



「これからも……ずっと。



一生、ね」