抱えきれないほどの愛に。

「あるわけないでしょ~ここめっちゃ不人気なの知ってんでしょ~?」


「あはは、確かに~」



何とかバレずに済んだ……と思えば。



「……で、興味ないんでしょ?」


女の子たちが通り過ぎる足音が遠のくと意地悪に口を開いた。


あまりにも至近距離で聞いてくるものだから、どぎまぎしてしまう。


「…ま、まぁ……すみませんっ!!」


勢いに任せて綺麗に九十度お辞儀をする。



「……本当、馬鹿な子」



ば、馬鹿な子…っ!?


少女漫画の『面白れぇ奴』とかならわかる!!


分かるよ!?


なのにっ馬鹿!?私がっ?



――そんなこんなで始まったようくんとの関係。