抱えきれないほどの愛に。

ハッとした表情になった水谷君が机に手をついた。



「……変わったね、葉音ちゃん」


独りごとのように静かに呟いた声が教室に溶け込んでいく。


…変われた、のかな。


不安に駆られる真っ暗な夜から、真っ暗な心の奥から。



少し…、前に進めた…?


「…ははっ。もうあの頃の君じゃないんだね」


…完全に、変われた。なんていったら嘘になってしまうけれど。



「…ねぇ、



―――好きだよ。初恋だった」


へ……?


す、き…?はつ、こい?



「……え?」


「…目の前に現れた日から、ずっと君のことばっかり考えてた。隣が心地よくて、気づいたら好きになって。



ずっと、好きだった。恋愛の方で」