抱えきれないほどの愛に。

どこにでもいる一人の女子高校生。


……少女漫画にも出てこないくらいの平凡な、へいぼーんな高校生だと思う。


慣れない巻き髪をしたってメイクをしたって、可愛い制服を着たって、私は私のまんま。



――「よーーくんっ!!おはようーーっ!!」



離れたところに立つ彼氏に向かってそう叫んでみる。



すると、


柔らかく目を細めた。



遠くからでもわかる。


ようくんの優しい笑顔。



その笑顔に嘘なんて一つもなく、……心から大好きな笑顔だった。


だからこそ、言えない。


……言えないけど…




ようくんには嘘も隠しもしたくないから……



……伝えよう…。


ようくんだからこそ。