抱えきれないほどの愛に。

「な、なんで…」


「……死んだ方がいいってこと?それとも、もういらないってこと?」



…そんなこと…っ


「…ち、が…」


「葉音ちゃんが言ってること、そういうことだよ」


漆黒の瞳が静かに私を見下ろした。



怖い。こわ、い…


すると突然、拓斗君の体が傾いた。


ようくんが拓斗君の制服の首元を掴んだ。


「何、気に入らないの」


「………」


無言で黙り込むようくんをじっと見つめた。



「…君にとやかく言われる筋合いはないけど」


さっきまでの表情と一変、怖いくらいの笑みを浮かべたようくん。



「へぇ、余裕じゃん」


「…恐がること、しないでくれる?」



「白鷺くんも怖がらせてたよね?」