抱えきれないほどの愛に。

―――でも。


そんな私に光を見せてくれた貴方は。



『そんな奴らのために無理して笑う必要あるの』



『……全部、手放せばいいじゃん』



『楽だよ、独りって』



いつもどこか冷たい目をしている彼が何故か。


私には眩しかった。


私には。


…一人になる勇気も。



手放す覚悟もできなかった。



可哀そうな子。彼はそんな子だった。



けれど。


私の目に映る彼は、孤独で、でも強くて、綺麗で、冷たかった。


可哀そうな子でもないのに、その瞳はいつもどこか遠くを見つめている。


…”孤独”という名の我儘を分け合うのには十分すぎる相手だった。