抱えきれないほどの愛に。

「え、えーっと……あ、あの…凄く、イケメンさんですね…!」



咄嗟に出てきた言葉はきっと何百回、何千回言われてきたであろう、ありきたりな言葉。


「僕のこと、知らないとか?」



知らない……と言われましても…入学して一か月と少しなわけで何年生なのかは分からないけど…全員の名前覚えるなんて…無理ですよね??



「えっと……そ、そうですね…あのっ!良ければお名前……」


トンっと



壁に背中が当たる。


そしてゆっくりと顔を上げると真上にイケメンさん……。


「……動じない子だ?これでも有名な方だと思うんだけどねー」


動じない……?


と言われてもっ……動じすぎて固まってました…。なんて言えないっっ!



有名……



「まぁいいや。キミ、僕に興味ないでしょ?」



っっ……?



ご本人様の前で興味ないです、って言える方が凄いのでは!?



んーーっ……?



そう、ここは……