抱えきれないほどの愛に。

そう言うとプリントを差し出してきた。


「水谷と考えておいてほしいんだが…」


「でも…これ、みんなで決めなくていいんですか…?」


皆で話し合うものだと…


「あーそうすると毎年時間かかるんだよなー」



ちょっと先生なりの私情が挟んでる気もするけど……先生忙しいもんね。


「悪いが頼んだ。お前らしかいないんだ!」


それだけ言うと逃げるかのように一瞬で去っていった先生。


何かいつも先生急いでるな…。


…水谷君に声かけなきゃ…。


ほとんどの生徒たちは部活や帰ってしまってあまり残っていない。


放課後だからかそれとも陽気のせいか睡魔が凄い。


眠たい…。


少しゆらゆらしながら歩いていると。



―――ガラッ