抱えきれないほどの愛に。

 ✙…―――…✙



今日は…雨…かぁ…


「はーちゃん?入るよ~?」


「あ…うん…!」


恐る恐るドアが開かれる。


そこにいたのは、心配そうに眉を潜めるママ。


「…っあー良かった~元気になったみたいね~!」


さっきの表情と一変、笑顔になったママ。


「あ…うん…!もう元気!」



「良かったわぁ。ここ最近ずっと浮かない顔してたもんだから心配してたのよ~」



ほっと胸を撫でおろしながら、大きく息をついた。


目の下には相変わらず、薄っすら隈があって、痛々しかった。


ママがこんなにも私の変化に敏感になったのは、きっとあの日からだ。


私が、してしまったこと。


不安にさせてしまったこと。