抱えきれないほどの愛に。

気だるげに立つ姿がどうしようもなくようくんに似ていて、じっと見つめてしまった。


遠目でも分かる。


さらり、と靡く漆黒の髪がようくんと似ていて、どこか大人っぽい雰囲気がある女の子。



心の奥深くでようくんじゃありませんように、なんて願っている私は最低。


「あ、あの…白鷺くんっ!!」



きっと顔を赤らめた女の子が大きな声でようくんの名を呼んだ。



「今日は…っ。こ、告白がしたくて…!」


じっと耳を澄ませていると、可愛らしい声でそんな言葉が飛んできた。


どんな告白かだなんて…分かってしまう。



「その…恋愛、的な意味で…っ。



―――す、好きなんですっ!!付き合ってください…っ」