抱えきれないほどの愛に。

―――じゃないと、一週間以内にまとめて君達全員消すよ?」



「は?なにそれ。消えるべきなのはそっちでしょ?のんちゃん怖がってんじゃん」



「…好きな子苦しめるとか最低じゃん?」



「……葉音。こっち、来て」



関わらないで…って。


あれだけ言ったのに。



何で……いつも。


何とか震える足を動かして立った。



「ね、ねぇ…のんちゃん…!」



立ち上がって、おぼつかない足を必死に動かした。



逃げたい。


ようくんから……逃げたい。



そう、思った。



「………逃げるの?」



その声一つでこんなにも手が震えて、指先まで凍り付く。



「…どこに?言ってよ。逃げる場所、全部消すから」



逃げる場所なんて、分からない。


でも……今の貴方の傍には居たくない。


今の…ようくんは、好きじゃない。