抱えきれないほどの愛に。

暗いよるは一人でいいって、誰も…いない方が楽なんだって。



そう、思ってた。


寒さでさえ気づけないような夜に一人は淋しすぎる、って。


誰かの笑顔にこんなにも救われた、って。


…分かろうとしてくれるひとがいるって。


知らなかった。


世界は自分が思っているより、冷たいことばかりではないのだと。


知る由もなかった。



いや、知ろうとしなかった。


分かってくれる”誰か”を探すばかりで、”誰か”を分かろうと努力したことなんて。


寄り添うことなんて。


したことなかった。