抱えきれないほどの愛に。

頭の中占領されて、押しつぶされそうになる…から。


「そう~?」


「無理はしないでね」



「うん…っありがとう」


あったかさが丸ごと包み込んでくれているように心に染みた。



「ちょっとあんたら!くれぐれも葉音に無理強いしないでよね!」



るりかちゃんはそう言うとビシッと指をさした。


「大丈夫だよ。ありがとう…るりかちゃん」


毛布が二重になったみたいだ。


心強くて、優しくて、泣いちゃいそうなほど。


凄く、すっごく、優しさが沁みた。



少し前までは、こんな景色が広がって、誰かのあったかい”優しさ”がこんなにもあったかいものだとは知らなかった。


…想像もできなかった。