抱えきれないほどの愛に。

喉の奥が締め付けられたように、苦しい。


忘れたい過去なんて…いくらでもあるのに。



汗ばんだ夏の陽気が苦手だ。


曇りが苦手。


夜が苦手。


土砂降りが…苦手。



誰かに…一人じゃないよ、って。



ここに…いるよ、って。


私は、幸せだよ…って


言って欲しかった。


冷たいくらいに凍った夜に、包み込んでくれるような『言葉』が欲しかった。


屋上から見上げた空はいつもより、近くて



一面が青に染まって、それが不覚にも痛かった。


下は…


ただの”アスファルト”だった。



”真っ黒”に染まった最終地点に見えた。


本当に……私は…。


救いようがない、





……大馬鹿者。