抱えきれないほどの愛に。

「…うば、ったって…ちが…」


「どこが?……何が違うの。何も嘘なんて、



――――ないでしょ。



”嘘"」





冷たいはずの雨でさえ、もう感じなかった。


感覚が、鈍る、


そんな気がした。


「なんて、さ」


にこっと笑ったようくんが、震えるほど、


異常なほどに、


不気味だった。



「……あと少し…



だね」



そう言って



口元だけの笑みを、



浮かべたのを私の瞳は捕えてしまった。