「まぁ、確かに近いと言えばそうね……。私と史郎さんのお母さんは、中学時代の同級生だから」
母の言葉に、私の期待はいっそう大きく膨らんだ。
次の日、日曜だというのに、私はいつもより早く起きた。
昨晩は緊張と興奮でほとんど眠れなかった。
今の私の頭の中を占めているのはシロ先輩のことだけだ。
昨晩突然閃いたある仮説。
(もしかすると……)
そんな予感に突き動かされるように、私は身支度を整える。
支度が終わるとまだ早い時間だったが、シロ先輩にメッセージを送った。
“おはようございます。起きてますか? 今日、またあの神社で会えますか?”
しばらく待つが、既読はつかない。
(やっぱり、まだ寝てるよね)
シロ先輩の性格を考えると、こんなに早く起きているとは思えなかった。
(仕方ないか)
そう思いながら、なんとなくテレビをつける。朝の情報番組では占いコーナーをやっていた。
――今日は直感を大切に! ラッキーカラーは青です。
(直感か。当たっていたら、運命かもしれないな)
そう思いながら、無意識に青系統の物を探していた自分に苦笑した。
結局、シロ先輩から返信があったのは昼近くになってからだった。
“悪い。ちょっと用事があって、今日は無理なんだ”
文面を読んでがっかりする。それでも返事があったことが嬉しくて、私はすぐに返事を打った。
“分かりました。また、明日会社で”
送信ボタンを押す。
少し待ったが、それ以上返事はなかった。
(まあ、確かめるのは今日じゃなくても)
自分を納得させる。
それでも芽生えてしまった期待は膨らむ一方で、抑えようとしても上手くいかない。
悶々と過ごしているうちに、ある人物の顔が浮かんだ。
彼なら何か知っているはずだ。私はスマホを手に取り、早速連絡を取った。
返事はすぐに来た。それを見て、私は手早く荷物をまとめて家を出る。
電車に乗り込むと、座席に座って窓の外を流れる景色をぼーっと眺めた。しかし、その目には何も映らない。頭の中では、ずっとシロ先輩のことを考えている。私は昨晩、唐突に思いついたのだ。
シロ先輩が、あのシロヤギさんではないかと。
その答え合わせをするべく、いつも訳知り顔の白谷吟と待ち合わせをしたのだ。
母の言葉に、私の期待はいっそう大きく膨らんだ。
次の日、日曜だというのに、私はいつもより早く起きた。
昨晩は緊張と興奮でほとんど眠れなかった。
今の私の頭の中を占めているのはシロ先輩のことだけだ。
昨晩突然閃いたある仮説。
(もしかすると……)
そんな予感に突き動かされるように、私は身支度を整える。
支度が終わるとまだ早い時間だったが、シロ先輩にメッセージを送った。
“おはようございます。起きてますか? 今日、またあの神社で会えますか?”
しばらく待つが、既読はつかない。
(やっぱり、まだ寝てるよね)
シロ先輩の性格を考えると、こんなに早く起きているとは思えなかった。
(仕方ないか)
そう思いながら、なんとなくテレビをつける。朝の情報番組では占いコーナーをやっていた。
――今日は直感を大切に! ラッキーカラーは青です。
(直感か。当たっていたら、運命かもしれないな)
そう思いながら、無意識に青系統の物を探していた自分に苦笑した。
結局、シロ先輩から返信があったのは昼近くになってからだった。
“悪い。ちょっと用事があって、今日は無理なんだ”
文面を読んでがっかりする。それでも返事があったことが嬉しくて、私はすぐに返事を打った。
“分かりました。また、明日会社で”
送信ボタンを押す。
少し待ったが、それ以上返事はなかった。
(まあ、確かめるのは今日じゃなくても)
自分を納得させる。
それでも芽生えてしまった期待は膨らむ一方で、抑えようとしても上手くいかない。
悶々と過ごしているうちに、ある人物の顔が浮かんだ。
彼なら何か知っているはずだ。私はスマホを手に取り、早速連絡を取った。
返事はすぐに来た。それを見て、私は手早く荷物をまとめて家を出る。
電車に乗り込むと、座席に座って窓の外を流れる景色をぼーっと眺めた。しかし、その目には何も映らない。頭の中では、ずっとシロ先輩のことを考えている。私は昨晩、唐突に思いついたのだ。
シロ先輩が、あのシロヤギさんではないかと。
その答え合わせをするべく、いつも訳知り顔の白谷吟と待ち合わせをしたのだ。
