君に何度でも××をあげる

抱きつく私に嫌そうにしながらも照れたようにそっぽを向いている鳴海に、もっと嬉しくなる。

こういうの苦手なはずなのに、私のためにプレゼントを選んで素直におめでとうと言ってくれる鳴海が大好きだ。


「なにー?姫咲ちゃん今日誕生日なの?」

「へぇーあのガキっぽい日比野が、しばらくは俺らより先輩かよ」


元同じクラスの顔ぶれがちらほらと私の周りに集まってきた。

私たちのクラスは一年生の中でも一番仲がいいと言われていたほどで、もはや家族のような感覚だ。

二年生に上がりバラバラになってしまったけど、こうしてまた知っている顔が何人かいるだけで泣きそう。


「うう、今の私は何を言われても許せる!みんな大好き、このクラスも最高のクラスにしようね!」


元クラスメイトのみんなに泣きながら抱きつく素振りをすると、わっと笑いに包まれた。


「日比野姫咲ちゃんだよね?姫咲ちゃんも姫咲ちゃんのクラスも有名だったから、ずっと話してみたいなって思ってたんだ」

「私も!明るくて目立ってたもん」

「いい意味でも悪い意味でも、この学校の有名人だよなー」

「ちょっと、悪い意味ってなに!?」


いつの間にか話したことのない人たちにも囲まれていて、思わず言い返す私にクラスメイトたちが楽しそうに笑っていた。