君に何度でも××をあげる

「はあ!?おまえと変わんねぇよ!」

「ふふん、私は今日14歳になったんだから。もう大人の仲間入りってわけ」

「さっきまで桜ではしゃいでたのに」

「ちょっとちょっと!」


頬杖をつきながらぼそりと付け足して来た男子生徒に、慌ててその口を塞ぐ真似をする。


「それはまた別の話というか、とにかく!私は子どもじゃない!」

「誰だ、おまえ?日比野のダチ?」


なぜか初対面のくせに喧嘩腰の大野に、男子生徒はにこやかな笑顔を返している。


「ちょっと、なんでそんな喧嘩腰なわけ?それに違うよ、さっき初めて話したばっかだし」

「俺は姫ちゃんのこと前から知ってたよ。明るくて人気者な可愛い子で有名だったからね」

「え」


ニコニコとそんなことを言ってくる男子生徒に思わず反応してしまう。

いやいやいや、落ち着け姫咲。

どうせ私の反応を見てからかってるだけだ!

その証拠に、ニコニコの笑顔が意地悪く笑っているだけにしか見えなくなってきたもん。


「あれ、姫咲がいる。あんたどうせまた二度寝して寝坊してきたんでしょ」