きっと、夏のこと


放課後になって


イヤホンに塞がれない耳が音を求めていた。


電車に揺られながら、いつもの曲を想像する。











『ずっと忘れられない人。


きっと同じ気持ちでいるよ。』











にやにやしてくる頬を抑えながら、急いで家に帰った。


いつまでたっても通知のならない携帯は、今日の役目は終わったみたいに冷え切っていた。