君の甘い独占欲に今日も私は溺れちゃいます。

歩いているうちに多目的室について重かった荷物を置く。



「ったく…この量女子に持たせるとか、先生も先生だな…」


「あははっ、まあ断れなかった私も悪いから…」


「本当に次からは断れよ」



私のためにここまで手伝ってくれる上に優しい言葉。




「櫻井君、‘‘優しいね‘‘!」




ありがとう、と続けて言葉に出した。


その私の発言を聞いて櫻井君が何か驚いた顔をしてこちらを見つめている。


…?何か変なこと言った?



「櫻井君?」


「あぁ、ごめん。…」



いつもと違う様子の櫻井君にちょっと戸惑ったが、ふと目に入った時計を見るともう五時間目が始まるギリギリ。